オワコンが好き(1)
オワコンが好き
私はオワコンのことを好きになる傾向があるようです。
インターネットの住民たる皆様には釈迦に説法かと存じますが、「終わったコンテンツ」を示すネットスラングです。
本ブログのアクセス数は週に一人か二人ほどで、かなり少ないといえます。
しかし、私が好きだったものが少しでも1分でも誰かの記憶にとどまっていてくれたならと思い、ここに綴らせていただきます。
さて、先ほどオワコンと申し上げましたが、実をいうと正確な意味でのオワコンというわけではありません。
「終わりゆくコンテンツ」と表現するのが正しいと思います。
現に私は、リアルタイムでそれらのゲームを遊び、その最期を見届けてきました。
今回はインターネット老人が「昔はよかった」と回顧する回といたしましょう。
オトギア
「オトギア」は、サイバーエージェントが配信していたスマートフォンRPGです。
2014年2月から2015年2月まで配信されていたゲームです。タイミングでいうと、パズドラブームがやや収まってきたころでしょうか。
ゲームのシステムとしては、FGO(Fate/Grand Oder)が近いと思います。
私はゲームの存在を「好きなキャラクターを動かし、物語を楽しむ」と位置付けているので、結局サービス終了までに最終章をクリアすることができませんでした。
「オトギア」は、その名の通り「お伽話」と「歯車=スチームパンク」が合体したような世界観です。
もとよりスチームパンク好きな身からすると垂涎ものの世界観で、当時はかなり熱中しました。
赤ずきんからかぐや姫まで、東西のおとぎ話のキャラクターが、何者かによって改変された物語を取り戻すために戦うというあらすじだったと記憶しています。
お伽話にはバッドエンドともとれる終わりもあるので、皆が正しいストーリーを取り戻して幸せになれるのかはかなり微妙なところですが、なかなか切ない気持ちでプレイしました。
また、チャプター毎に入手済みキャラクターのスキンが解放されたことも強く印象に残っています。
もうアーカイブにはほとんど残っていないかもしれませんが、今でもそのキャラクターデザインはネットの海を漂っていることでしょう。
画像は「赤ずきん」のノーマルスキンと、ストーリー進行によって解放されるスキンです。
コルセット、ゴーグル、ブーツ、そして歯車。好きな人には刺さるデザインなのではないでしょうか。
長い思い出話にはなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
「昔はよかった」なんていうつもりはさらさらありませんが、この記事が誰かに届くことを祈っています。
この記事を執筆するにあたり、画像検索をかけてみたところ、電撃オンラインにリリース当時の記事が掲載されていましたので、参考文献としてリンクを張っておきます。
参考文献
dengekionline.com
by paiza