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割りを食む。

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ドライバグリップ

ドライバグリップ


 コメリで購入したドライバのグリップを紛失したので、新規に設計しました。

 製品化されている品物の設計は、まず利用者の視点から安全性や実用性、耐久性等を考慮して検討が進められます。

 同時に、製作者の観点から、加工性や費用対効果などが検討され、その最適解が製品として販売されます。

 したがって、世間に出回っている製品のすべては「意味のある形状をしている」といえるでしょう。

 しかしながら私は、実用性を損なわなければ、その形状が最適でなくてもよいと考えています(先生方には怒られそうですが)。

 そんな観点で、今回は植物のつぼみを模したドライバグリップをFusion360で設計してみましたので、ここに紹介したいと思います。

 愛称は「ピーマン」です。

 デザインのポイントは、ドライバの保持部分が6角であるのに対し、手で把持する部分は7つのセグメントにより構築されている点です。

 7つにしたことで、上面(ドライバの先端側)から見た際の「植物っぽさ」をよく表現できたと思います。

 また、それぞれのセグメントをリング状にしながらも、相互に交点を設けることで、剛性を確保しながらも透け感のあるデザインとなっており、無意味でありながら納得のいく設計にすることができました。

 そのうち、ジェネレーティブデザインにも挑戦してみたいと考えています。

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