ブロック敷の遊歩道を、早瀬は歩いていた。 昨晩降った雨の名残で路面は濡れていたが、あてどなく歩くスニーカーはそんなことを気にする様子もない。 地面から上がってくる水蒸気が土と草の匂いをはらんでいて、少し息苦しさを感じた。 日課というほどでもな…
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