白く突き刺す風が頬を穿つ。 遠くに見える星は、目の奥に響くような光を発していて、鼻の奥がつんとする。 限りなく黒に近い濃紺の空に、灰色の稜線が横たわっている。 まるで、星と僕を隔てるかのように。 朝焼けはまだ遠い。 真白の雪原を歩く。 前へ、前…
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